心の苦しみを取り除く瞑想8週間プログラム第10回「感情と感覚を切り離す」
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第10回目「感情と感覚を切り離す」テキスト
心と身体の苦しみを取り除く、
瞑想8週間プロぐグラム第10回目
今回のテーマは「感情と感 覚を切り離す」です。
それでは、始めていきましょう。
今回は、あなたの心のネガティブな状態を材料に使います。
ですので、この段階で、
心のネガティブな状態を考えておいてください。
それは多分、
瞑想をこうして学んでみようと思った
根本的な理由の場合が多いはずです。
瞑想を学ぼうと思ったのは、
なにか目的があってのことのはずです。
それは、裏を返せば、
自分が何かしらの苦しみを抱えているということです。
例えば、感情をコントロールしたいという
目的を持って瞑想を行っている方は、
自分は怒りっぽくて、
それをどうにかしたいと思っていたり、
人前であがるのが嫌だと
思っていたりするはずです。
自分を変えたいという目的を持っている人は、
いつも同じことを
繰り返してしまう自分が嫌だったり、
自分を好きになれないことが
苦しかったりするはずです。
家族や対人関係での心配や不安を
取り除きたいという方は、
心が不安定な状態に苦しみを
感じているはずです。
そのように、瞑想を学ぶ目的の裏側には、
なにかしらの苦しみがあるものです。
今あげたもの以外にも苦しみはたくさんあります。
将来のお金に対する心配から生み出される苦しみや、
自分の将来に対する心配から生み出される苦しみ、
子供や旦那さんの心配から生み出される苦しみ、
薬に依存している自分の心配から生み出される苦しみ、
人の心配から生み出される苦しみ、
自分の心や身体の心配から生み出される苦しみまで、
私たちの人生は
たくさんの苦しみで満ちています。
そういった、
あなた自身の心の苦しみを、
今この場所に再現してください。
想像を膨らませて、
鮮明にイメージを描き、
実際に体験している時と同じように、
リアルにその心の状態を作り出し、
不安や心配で心をいっぱいにしてください。
すぐに心の準備が出来ない人は、
一度ここでガイダンスを止めて、
心の状態を作りましょう。
それができたら瞑想を始めていきましょう。
ー
さあ、呼吸に意識を向けます。
吸う息、吐く息に意識を向けていきます。
いつものように、
息を吸う時、
私はいま息を吸っていると気づき、
息を吐く時、
私は今息を吐いていると気づきます。
呼吸に気づき続けてください。
それはこの瞑想の時間だけはありません。
日常生活のあらゆる場面で気づき続けてください。
人の話を聞きながら呼吸に気づき、
自分が話しながら呼吸に気づき、
スマホを見ながら呼吸に気づき、
仕事をしながら呼吸に気づき、
通勤、通学をしながら呼吸に気づきます。
日常生活のあらゆる場面で
呼吸に気づき続けてください。
そして、今ここで、
心の苦しみを感じながら、
ただ呼吸に気づき続けてください。
呼吸に気づきながら、
あなたの心の癖に気づいていきましょう。
呼吸に気づきながら、
心の苦しみに意識を向けてください。
吐く息、吸う息に気づきながら、
心の苦しみに意識を向け続けてください。
目の前が暗く見えるような、
世界が暗く見えるような、
自分の人生には、
もうなにも良い事なんて起こらないのでは
ないかというような
どんよりと薄暗い心の状態を感じ、
浸ってください。
呼吸に気づきながら、
集中して、心の状態に意識を向けてください。
まだなにもする必要はありません。
なにも考える必要はありません。
全ては上手くいっています。
そのまま集中力を失わず、
続けてください。
頭の中であれこれ考え事をしてはいけません。
心配事を膨らませて
想像を豊かにしてはいけません。
ただ、心の感情的な状態に意識を向けてください。
心が暗いのか明るいのか、
そういった心の状態にだけ意識を向けてください。
呼吸の気づきを忘れないでください。
吐く息に気づき、
吸う息に気づきながら、
心の状態に意識を向け続けます。
ー
さあ、ここで、
あなたの、人生に対する
大きな誤解を解いていきます。
それは、苦しみは悪いものではない
ということです。
私たちは、不安や心配、恐怖や怒りなど、そういったネガティブな感情がダメなものだと思っています。心の状態が焦り、落ち着きがなく、頭の中がグルグルして考えてしまい、心が苦しくなるような状態を嫌い、それがダメなものだと思い込んでいます。
しかし、苦しみの観察を続けてみてください。
私たちは、心が苦しみを感じながら、
幸せに生きることができます。
心が苦しみを感じながら、
心を穏やかに保つことができます。
あなたが感じているその苦しみが
ダメなことだという評価をしないでください。
自分が苦しみを感じる時、
それをダメなものと思い、
ますます苦しむのではなく、
苦しみを感じている時、
私の心は今このように感じているとだけ
観察してください。
呼吸に気づきながら、
心の苦しみから生まれる感覚を観察します。
心の苦しみから生まれる「感情」を観察しないでください。
観察するのは、心の苦しみから生まれる「感覚」です。
心の苦しみを感じながら、
「私の心は苦しみを感じて、今、心拍数が上がっているな」とか、
「私は今苦しみを感じていて、身体が緊張しているな」とか、
「私は今、苦しみを感じていて、眉間に力が入っているな」とか、
「私は今、苦しみを感じていて、呼吸が浅くなっているな」とか、
そういった感覚にだけ意識を向けていきます。
そして、苦しみを感じながら、
苦しみを感じられるこの身体に喜びを見出します。
この苦しみを乗り越えた時の
快さはいったいどれほどのものだろうかと、
未来に喜びを見出します。
苦しみを苦しみと捉えるのを止めてください。
苦しみは苦しみを生み出し続けます。
それは、税金に税金をかけ続けるような
無限ループです。
苦しみに対する誤解を解いてください。
あなたは苦しみを好きでいることができます。
苦しみという感覚を感じながら、
幸せでいることができます。
苦しみがあると、
なぜ、今まで幸せになれなかったのか。
それは、あなたが幸せになることを
選択しなかったからです。
苦しみというのは幸せと反するものだと思い、
苦しみを取り除こう取り除こうと
努力してきた結果、
あなたは苦しみと幸せは共存できるもの
だということに気づきませんでした。
苦しみという感覚を好きでいられる
ということに気づきませんでした。
苦しみという感覚の中に、
心を平穏に保てるということに
気づいていませんでした。
呼吸の気づきとともに、
心の苦しみの観察を続けてください。
その感覚を良いとも悪いとも、
好きとも嫌いとも思わず、
ただ、その苦しみから生まれる感覚を感覚としてだけ、
理解し受け止め、観察してください。
それを評価するあなたは、
もう一人の自分です。
苦しみを感じているあなたではなく、
その苦しみを感じている自分を見ている自分を感じて、
その自分が、
「苦しみとはこういう感覚のものだ」とだけ、
正しく評価するようにしてください。
そして、
苦しみというのはそういうものであり、
それ以上でも以下でもなく、
ただ、感覚的な反応であると理解し、
観察します。
苦しみという感覚とはなにかを
公平な目を持って評価してください。
それがダメとか嫌いという思いを起こさず、
苦しみに嫌悪感をいだかず、
拒否することなく、
ただ苦しみから生まれるその感覚を
その感覚として受け取ってください。
呼吸に気づきながら、
心の苦しみから生まれるその感覚に気づきます。
吸う息、吐く息に気づきながら、
心の苦しみから生まれるあらゆる
身体的、精神的な感覚に気づき続けます。
そして、それはさておき、
そんな自分は幸せであるということを知ります。
苦しみに感情を結びつけないでください。
苦しみに感情が引っ張られないようにしてください。
身体の痛みや精神的な不調があれば、
表情は暗くなり声も元気が
なくなることもあるでしょう。
それでも構いません。
呼吸に意識を向けて、
苦しみから生まれる感覚を観察し続けます。
苦しみをダメなものだと評価するのを止め、
苦しみを嫌悪するのを止め、
ただ感覚として受け取れるようになってください。
今日、
あなたがそこに座っていたって、
現実はなにも変わりません。
だけど、目を閉じる前と、
瞑想を終えて目を開けた後とでは、
世界を変えることはできます。
あなたが、苦しみから苦しみを無限に生み出す癖を無くせば、
苦しみの中にあっても心が平穏で幸せになることができます。
快くない感覚をダメなものなのだと
評価しないようにしてください。
苦しみから生まれる感覚に、
感情が引っ張られないようにしてください。
身体や心の「感覚」と感情は
完全に切り離すことができます。
あなたの苦しみは、
身体や心の苦しみから生まれる感覚
そのものではなく、
その感覚から反射的に起こす
「感情」のほうが大きくなっています。
今、この身体と心に現実に起きている
感覚だけを正しく観察していけるように
してください。
感情ではなく、
あくまで感覚だけを観察します。
さあ、呼吸に気づき続けましょう。
吸う息に気づき、吐く息に気づきます。
瞑想中も、この瞑想が終わった後も、
呼吸への気づきを保ちながら、
あなたの悩みそのものではなく、
悩みから生まれる身体や心の感覚を観察してください。
今はまだまだ難しいかもしれませんが、
この瞑想を集中して6回以上行えば、
苦しみという感覚と、
そこから生まれる感情が分離してくるのが
理解できるようになってくるはずです。
そして、心の状態が変われば、
知らぬ間に、現実もまた驚くほど
変わっていくことを理解するでしょう。
心の四季折々の情緒を楽しむのです。
寒さが厳しい冬を知れば、
次に暖かな冬が来れば過ごしやすくなるものです。
また、寒さが厳しければ、
春の陽射しのありがたみが増すものです。
苦味のない人生なんて、
ネギのない素麺みたいなものです。
私はネギを乗せませんというの人は、
ラーメンの胡椒でも、
スイカの塩でも
お寿司のわさびでも、
なんでもあなたの好きな物で構いません。
少なくとも苦しみは、
あなたの人生の幸せをより深くしてくれます。
それは真実です。
だから、苦しみを公平に、
正しく観察し、
苦しみを感じられる自分自身の
身体と心に幸せを見出してください。
苦しみそのものだけを味わわないでください。
苦しみは人生のトッピングです。
苦しみには苦しみの味わい方があります。
苦しみを感じた時、
苦しみを嫌悪せず、
呼吸に気づき、
吐く息に気づき、
吸う息に気づきながら、
苦しみから生まれる心と身体の感覚に気づきます。
ただそれだけです。
呼吸に気づきながら、
苦しみから生まれる感覚のみを観察します。
そこに悪いとか、嫌いだとか、
取り除きたいとか、変えたいとか、
逃げたいとか思ってはいけません。
ただ、好意をもって
苦しみから生まれる感覚を観察し続けてください。
そして、呼吸に気づきながら、
心の状態を正しく理解します。
少しお時間をとりましょう。
頭の中であれこれ考えて
不安を拡大するのをやめて、
今ある心の感覚に、
身体の感覚に気づきながら、
呼吸に気づき続けてください。
ご自分で観察を続けてみてください。
ー
今の気分はどうですか?
この瞑想は、人生の大きな苦しみはもちろん、
日常生活の中の小さな苦しみに対しても有効です。
今日できなくても大丈夫です。
ただ、今日、それができるということを
知ったということだけ覚えておいてください。
やがて、
苦しみの実体を掴むことができるようになります。
日々続けていきましょう。
上記テキストは下書き原稿です。
誤字脱字等ご了承くださいませ。
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