あなたは今、100%理想の人生を生きていますか? もしそうでなければ、それは自制心のなさが問題かもしれませんよ。 自制心があれば、この人生はもっともっと切り開かれて行きます。 今回はそんなお話です。
youtube音声ガイダンス
『あなたの与えたものがそのままあなたの人生に返ってきます』寝る前3分の慈愛の瞑想
youtubeは広告が邪魔!という方はこちらで聞けます
youtubeはとても便利で聞きやすいのですが、広告が入るのが難点です。youtubeの広告はこちらで外すことができないため、youtubeの有料プランに申し込むか、chromeの拡張機能などを使って消すしかありません。
ですのでもし、
「youtubeでは広告が入り聞きづらい」
という方がいらっしゃいましたら、
下記の再生ボタンを押してお聞きください。
※スマホのアプリでstand.fmを使えばもっと便利に聞くことができます。無料のアプリなのでインストールしてみてくださいね。
瞑想会資料:私たちが理想の人生を生きていない理由
自制心があれば人生はもっと豊かだった
みなさんは、自制心があれば人生はもっと上手く行っていたと思うことはありませんか? 例えば、憧れの高校や大学に入れなかったのも、勉強よりも遊びや休みに心が揺れてしまう自制心のなさが原因です。不倫などで平穏な生活を打ち砕いてしまうのも自制心のなさです。貯金がなく経済的に苦しいのも、物を買わずお金を貯めることができなかった自制心のなさです。資格試験に合格できないのも、目の前の勉強に取り組めない自制心のなさです。仕事で出世できないのも、仕事のためにスキルアップや勉強をするよりも、疲れた体を癒すことを優先してしまう自制心のなさが原因です。メンタルが大事といわれる投資の世界でも、ルールを守れないことによって巨額の財産を失う人がいますが、それも、自制心のなさが原因です。ダイエットが成功できないのも、健康の問題も、夫婦関係も恋愛関係も、結局全ては自制心のなさが原因で理想通りになっていないことがたくさんあります。
瞑想の2つの分類「止」と「観」の瞑想
瞑想の中では止観という考え方があります。「止」は止めるで「観」は観察の観と書きます。
瞑想の中には止という瞑想方法と観いう瞑想方法の2つがあるとご理解ください。
これはそれほど難しく考えるわけではなくありません。
私たちがやろうとしてる瞑想というのは心の手術なわけです。自分を変えたかったりとか何かどこかを直さなければいけなかったりとか、自分を変えるためにやるわけですよね。それって心の手術なわけです。人生の手術ということでもあるかもしれませんね。
それは、例えば機械の修理と同じわけです。例えば車を修理するとしましょう。
その時にエンジンをかけながら手術する人はいないわけでまずはその働きを止めなければいけません。その上でしっかりと、どこが悪いのかを観察してそして直していくというのがありますけども、人間の心というのもそんな感じで、様々なに揺れ動き、妄想や考えにとらわれていたり、あるいは集中力がないような状態であってはやはりしっかりと手術することができません。
そこで、心の働きを止める、あるいは集中力をつけていくということが一番に必要になるんですね。そのために止という瞑想が必要になってくるわけです。
仏教の言葉というのは昔の言葉で書かれていますから、とても難しく聞こえますが、例え話をしてみると意外と簡単なもので、だれもが、「それはそうだよな」と納得できる内容になっているのです。
そしてこの「止」の瞑想はさまよう心の動きを止めて、集中力を身につけるわけですから、それはそのまま「意志力」に繋がります。そして、自制心というのは意志力を抑制的に働かせる力ですから、この「止」の瞑想をすることで、結果的に自制心が向上し、理想的な人生に向かっていくことができるのです。
瞑想をはじめて間もない方はもちろんですが、生涯に渡ってこの「止」という瞑想方法を実践し、心の働きを止めることそして集中力を養っていくことというのを瞑想の一つの大きな目的にしていただきたいなと思います。
今日から実践してもらいたい瞑想法
◇ 千カウント法
千カウント法は、千を数える瞑想法です。時刻カウント法と呼吸カウント法の応用です。そのやり方には3つのやり方があります。①は「1秒」ごとに数を数えていく方法です。これはアナログ時計の秒針の音などを利用して1秒ごとに数を数え千まで数えていきます。つまり、千秒でこの瞑想を終えることができます。②の方法は2秒ごとに数を数えていく方法です。つまり、瞑想時間は二千秒になります。③の方法は呼吸を数えていく瞑想になります。呼吸の吸う息、あるいは吐く息ごとに数を数え、呼吸が千回に達するまで数を数えます。
・ 実践:①千カウント法 【1秒】
秒針の音が聞こえるアナログ時計か、スマホのメトロノームアプリなどを使って、1秒が分かるようにセットします。瞑想の準備が整ったら音に合わせて数を千まで数えていきます。途中で数えている数を忘れてしまった場合には、覚えている周辺の数から再開しましょう。1000秒なので、約17分で終わります。
・ 実践:②千カウント法 【2秒】
今度は「2秒」ごとに数を数えていきます。アナログ時計の秒針が2回打つ時に一つ数を数え、千まで数えていきます。メトロノームアプリがある場合は1分=30テンポにして、2秒に1回音が鳴るようにしましょう。
2000秒なので、約34分で終わります。
・ 実践:③千カウント法 【呼吸】
最後は、呼吸の数を数えていきます。最初は吐く息を数えましょう。息を吐くたびに数を数えていきます。千まで数を変えたら終了です。ただ呼吸は1回10秒程度かかりますので、2時間半~3時間程度かかることになります。
究極の集中法だと思って、生涯に一度でも達成してみようという思いで取り組んでいただければと思います。
≪ポイント≫
千カウント法は数取カウンターを用いて行ってください。そして、カウントが終わった最後に、自分で数えていた数と数取カウンターの数の誤差が10以内になるように頑張りましょう。また、途中で数を忘れてしまっても数取カウンターを確認することなく、最後まで目を閉じてカウントを続けます。
慣れてきたら正確なテンポは必要ありませんので、時計やメトロノームを使わずに、自分の中の感覚で行ってみてください。慣れてくれば数取カウンターも必要ありません。また、必ず千まで数えなければいけないわけでもありませんので、隙間時間に何カウントまでできるのか挑戦してみてください。
この瞑想はなかなか難しいですから、千数えられないからといって諦めないようにしてください。今の自分がいくつまで集中して数を数えられるのか、今日の自分を知り、それを基準に上達していっていただければと思います。
今日からこんな心持ちで生きてほしい
あなたの未来は容易に想像できます。なぜなら、昨日と同じことを繰り返せば、昨日の延長線上にしか未来はないからです。
昨日と同じ行動をし続け、昨日と同じ言葉を使い、昨日と同じ感情的な反応を示し続けるのなら、あなたの人生は今日以上に良くなることはないでしょう。
もし、未来を昨日までの人生より豊かにしたければ、昨日までのやり方とは変えなければなりません。
あなたはきっと、あなた自身の弱さや改善点に気づいているはずです。もしそうなら、あなたは未来からそれを変えに来た自分自身なのだという心持ちで人生を生きてみてください。
あたかも、この人生は、あなたが一度生き、そして今、あらためてもう一度やり直しているのだという気持ちで生きてみてください。
そこにも様々な葛藤があるでしょう。わかっちゃいるけど…という思いもあるはずです。しかし、そのまま放っておいた結論をあなたは見てきました。一度目の人生を終える時、あなたが思った最大の後悔は「やらなかったこと」です。
あたかもすでに2度目の人生を生きているかのように、そして、あたかも、あなたが今まさに誤った行為をしてしまおうとしているのと同じ過ちを、1度目の人生において行ったかのように生きよ
ヴィクトール・フランクル
『夜船閑話』白隠慧鶴
彭(ほう)祖(そ)が曰く、和神(かわしん)導氣(どうき)の法、當(まさ)に深く密室を鎖(とざ)し、牀(しょう)を安(あん)じ、席を煖(あたた)め、枕の高さ二寸半、正身(しょうしん)偃臥(えんが)し、瞑目(めいもく)して、心氣を胸膈(きょうかく)の中(うち)に閉(とざ)し、鴻毛(こうもう)を鼻上(びじょう)につけて動かざる事三百息(さんびゃくそく)を經(へ)て、耳聞く處(ところ)なく目見る所なく、斯(かく)の如くなる則(とき)は寒暑も侵す事能はず蜂蠆(ほうたい)も毒する事能はず、壽(じゅ)三百六十歳、是れ眞人に近しと。
彭(ほう)祖(そ)という中国の偉人が言うには、神と調和し、気を導く方法は、深く密室に閉じこもり、寝床を整え、座席を温め、枕の高さを約7.5cmにし、体をまっすぐにして横たわり、目を閉じ、心と気を胸郭の中に留め、鼻に羽毛を置いても動かさないようにし(それくらい静かな呼吸ということ)、それを三百呼吸の間続ける。この状態では、耳で何も聞かず、目で何も見ず、このようにすると、寒暑も侵入せず、蜂や虫も毒することができない。寿命は三百六十歳まで生き、これは真の人に近づく方法である。
≪解説≫
「夜船閑話(やせんかんわ)」という書物は、日本の禅僧である白隠(はくいん)慧(え)鶴(かく)(1686-1769)によって書かれたものです。夜船閑話は、白隠禅師が自身の禅修行中に経験した「禅病」を克服するために行った「内観の法」と「軟酥の法」という瞑想法を紹介しているものです。
そして、ここで白隠禅師が紹介している瞑想法にも、もともとの原型があるのですが、それは天台智顗(てんだいちぎ)という方の書いた「摩訶止観」という書物です。これは、坐禅の根本的な教科書と思っていただければ良いです。
この摩訶止観を書いた智顗ですが、彼には兄がいて、その兄が40歳の頃、あとひと月しか生きられないと余命宣告されます。そこで智顗が兄に瞑想法を教えるのです。そうしたら兄の重病もすっかり治ってしまったといいます。
つまり、ここで紹介している瞑想法というのは、健康法としても最高の方法なのです。ですので、ここでは、横になって呼吸を整えていくように書かれていますが、それは、病者でもできる瞑想法だからですので、本瞑想をする際は、通常通り瞑想の姿勢を取っていただいて構いません。
又蘇内翰(そないかん)が曰く、已(すで)に飢ゑて方(まさ)に食し未(いま)だ飽かずして先づ止む、散歩(さんぽ)逍遙(しょうよう)して務(めて腹をして空(むな)しからしめ、腹の空なる時に當(あた)つて即ち靜室に入り端坐默(たんざもく)然(ねん)して出入の息を數(かぞ)へよ、一息より數(かぞ)へて十に到り、十より數(かぞ)へて百に到り、百より數(かぞ)へ放ち去つて千に到りて、此身兀(こつ)然(ぜん)として此の心寂然(じゃくねん)たる事、虚空と等し、
また、蘇内翰が言うには、飢えているときに食事をし、まだ満腹にならないうちに先に止める。散歩や逍遥をして努めて腹を空かせ、腹が空いている時に静かな部屋に入り、瞑想して出入の息を数えよ。一息から数えて十に至り、十から数えて百に至り、百から数えて千に到達する。このようにすれば、身はこつ然として心は寂然とし、虚空と等しくなる。
≪解説≫
これは、満腹でもなく空腹でもない状態で静かな部屋に入り瞑想をしようということです。そして、数を数えていき、やがてそが千に達する頃には、身体に対する捉われを離れ、心は様々な雑念を離れ無心になるといいます。
斯(かく)の如くなる事久ふして、一息おのづから止まり出でず入らざる時、此の息八萬四千の毛竅(もうきょう)の中より雲蒸(くもむ)し霧(きり)起(おこ)るが如く、無始劫來(むしごうらい)の諸病自ら除き、諸障(しょしょう)自然に除滅する事を明悟(めいご)せん、譬(たと)へば盲人の忽然(こつぜん)として眼(まなこ)を開くが如けん。
このようにすることを長く続けて、一息が自然に止まり、出入りしなくなると、この息が八万四千の毛穴から雲が蒸し、霧が立ち上るように出てくる。無始劫来(無限の過去から続いている)諸々の病は自ら消え去り、諸々の障害も自然に除滅することを明らかに悟るであろう。それは、盲人が突然目を開くようなものである。
≪解説≫
本場インドのヨガの究極的な目的を一つの観点から言えば、呼吸を止めていくことだと言われます。それは、呼吸の長さが寿命の長さと密接に関わっているから、呼吸を長くすれば健康長寿が手に入ると考えられているからです。
実際のところは完全に呼吸を止めるわけではなく、呼吸が止まっていると感じられるくらいゆっくりした呼吸にしていくということです。
先に「鼻に羽毛を置いても動かない」というような表現が出てきましたが、鼻先に置いた羽毛が、呼吸の息で動かないほど静かな呼吸をしていくことを目指します。そうするとやがて、毛穴から呼吸できるようになり、そうなると、万病は消えていくというのです。
表現は大げさに聞こえるかもしれませんが、これはそう無茶な話でもないのです。実際に呼吸をコントロールできるようになると、その段階に応じて、様々な健康面での恩恵が手に入ります。
実際に、本気で呼吸法に3か月取り組んでみれば、あなたも必ず、その恩恵を受け取ることができるでしょう。
音声ガイダンスをスマホで聞くならこのアプリが便利
youtubeに広告が入って聞きづらい方には、「stand.fm」(スタンドエフエム)というスマホのアプリをお勧めします。iPhoneの方もandroidの方も、アプリを検索してみてください。
メールアドレスを使って簡単な登録が必要ですが、一度登録してしまえばとても便利に使えます。
「これから瞑想を毎日取り組みたい」という方はインストールしてみてください。
パナシーア瞑想のstand.fmチャンネルはこちらから
※アカウント登録しなくもこちらから聞けます。
コメント