【テキスト講義第14回】さぁ始めよう!瞑想の準備:瞑想を学ぶ人の6つの目的段階

ここからは瞑想をするための準備に入っていきます。瞑想を行う心持ちから、環境の整え方、座り方、そして、基本にして重要な瞑想法「リラックス瞑想」までを数回に分けて説明していきます。今回は、瞑想を学ぶ目的の段階についてのお話です。

さぁ、始めましょう!

瞑想について基本的なことを学び終えたら、瞑想の実践に入り、具体的な問題解決、目標達成へと向かっていきましょう。瞑想は「人生を変える最高の方法」です。ここで今一度、 問題を解決するため(目標を達成するため)に自分へ問いかけてみてください。

・あなたは何のために瞑想をするのでしょうか。
・あなたは解決したい問題、達成したい目標のためにどれだけの努力を提供できるでしょうか。

さあ、それでは、人生を変えるために、
瞑想の修業を始めていきましょう。

A:準備

ここでは瞑想の事前準備や心の準備、心構えといったことから、瞑想の基本となる「リラックス瞑想」「リラックス深化瞑想」などについて学んでいきましょう。この「A:準備」を学ぶだけでも瞑想の絶大な効果を得られます。基本的な事項とはいえ一つ一つがとても大切な技法です。

◇ 瞑想の準備 心の準備

・瞑想を学ぶ人の6つの目的段階

瞑想はそれぞれの人の目的の段階に合わせてたくさんの技法があります。そのために、瞑想を始める前に自分の段階を確認することが大切です。以下の表を参考に、自分がどのような目的を持って瞑想を行おうと思ったのかを確認してください。

 現在地目標
真理の探究 (全てを自分事として生きる)真理の探究。人間が到達しうる理想的な像への挑戦。
自己実現、目的達成 (自分から目を離す)目的や夢に向かってモチベーションを高める、自己実現を目指す。
生活の質の向上が必要 (現実問題と向き合う)日常生活の問題解決、ストレス緩和や幸福感の上昇を目的にする。
心の問題の解決が必要 (自分と向き合う)失敗や悩みなどによる、精神的な落ち込みを改善する。
精神的不調の克服が必要 (平静さを養う)トラウマや引きこもりなどによる精神的な不調を改善する。
心身の疾患の改善が必要 (心身の静養、改善)病院未満(病院に行くまでではない)、あるいは、病院で対処不能な状態の克服。
0当病医学的な処置が必要。補助的に瞑想ができるのであれば可。

・各段階の解説

《 6、5:真理の探究・自己実現 》

この段階は、自己実現を目指し、さらには真理を追い求めて、人間の理想的な姿を実現していこうとする段階です。5.6の二つの段階は人のために生きる段階です。この段階まで来ると、自分が自分がという自我がなくなり、社会や世界といった大きな枠組みの中での利益を考え、道理を考えて生きることができるようになります。

《 4~2:一般的な人の段階 》

背景に色の付いたこの段階は一般的な人の瞑想の段階です。人が毎日生活をしていれば、良い事もあれば悪いことも起こります。そして、そのたびに心を揺さぶられます。また、一つの課題や目標を達成しても次々に新しい課題が起こり、ひたすらこなしていかなければなりません。そういった生活の中の心の浮き沈みを改善し、あるいは身体の不調を改善し、目標達成のためのモチベーションを向上させ、目標達成のための能力を養うために瞑想を行うのがこの段階です。

《 1:心身の疾患の改善 》

心や身体に重度の不調をきたしている場合には、まず病院への受診が必要になります。しかし、病院で原因不明の病と見放された人が瞑想によって劇的に改善したという事例も驚くほどたくさんあります。ですので、心や体に不調がある人は、まずは徹底的に病院での対処を行い、その上で瞑想に取り組まれることをお勧めします。 

《 0:当病の段階》

なにを置いても医療機関等での治療が必要な段階です。ただし、ここでいう「当病」は、精神的な疾患に関するものです。肉体的な疾患に関するものは、瞑想の目標の達成とは関係ありません(肉体的な苦痛が目標の障害になることはありますが)。ですので、例え、末期がんであっても「自己実現」「真理の探究」を目指していくことは可能です。ここが瞑想のすごいところなのですが、瞑想は、肉体的、環境的な制限がどれだけあっても、私たちの精神的な目標の達成を実現させてくれます。
そして、幸福感とは「心が全て」ということを合わせて考えれば、肉体的にはどのような状態であっても、瞑想を学べば、絶対的な幸福感を手に入れることができるのです。

まとめ&ワーク

今回は、瞑想の目的段階を見てきました。瞑想とひと言でいっても、その種類も目的もたくさんあります。その中からあなたに一番良いものを見つけるためにも、ここでしっかり、自分がなにを目指して瞑想をするのかを明確にする必要があります。

ワーク

あなたが瞑想を行う目的はどの段階に当てはまる?

自分がなぜ瞑想をしようと思ったのか、きっとその目的があるはずです。その目的と今回のお話を照らし合わせて、自分の段階はどこかを見つけてくださいね。


ワークの提出※瞑想教室生徒さん用

ワークは下記フォームから提出していただけます。
基本的に、ワークの添削は瞑想教室の生徒さんに限らせていただきますが、どなたでも本ワークをご提出いただけます。

本ワークを提出いただくと、ご自身のメールアドレスに入力内容が自動返信されます。そちらで日々の瞑想の取り組みを記録していただければと思います。また、添削はしなくても、すべてのワークには目を通させていただいておりますので、ワークのご提出を頂いていれば、こちらで学習状況を把握して、必要に応じてアドバイスさせて頂くこともあります。

ぜひ、本ワークもご活用していただき、ご自分の学習のモチベーションアップにつなげて頂ければと思います。

ご質問も受け付けていますよ🐸

瞑想に関するご質問も随時受け付けております。頂いたご質問はHPの記事にて回答させていただきます。

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