【テキスト講義5回目】パナシーア瞑想の特徴

◇ パナシーア瞑想の特徴

パナシーア瞑想は伝統的な瞑想の技法から宗教色を全て排除し、さらに、瞑想の弱点を補うためにアウトプットの技法も付け加え、現実の様々な問題を直接解決するために体系化した瞑想です。

ですので、パナシーア瞑想では、瞑想をしているだけで料理が上手くなります。また、勉強の成績も上がりますし、車の運転も上手くなります。それは、個人の問題解決に特化した能力を伸ばすために瞑想を行っていくからです。
例えば、料理を上達しようと思ったら、まず、料理が上手いとはなにかを瞑想の中で考えていきます(H:洞察)。そして、自分は料理が上手いのか下手なのか、また、上手いとしたらどれくらい上手いのか、下手だとしたらどれくらい下手なのか、上手いとしたらこれ以上何が必要になってくるのか、下手だとしたらなにを改善すればよいのか、ということを観察しアウトプットしていきます(D:観察)。それは時に幼少期の記憶や体験にまで遡ることになるかもしれません。
そして、その答えがでたら今度は、その問題を解決するために必要な能力を瞑想によって向上させていきます。嗅覚や味覚を研ぎ澄ますのはもちろん、観察する能力を身につけることによって今までに見えなかった野菜や肉の火の通り加減が見えるようになります。また、料理というものを通して生命への慈しみを育て、より一層愛情深い料理ができる能力を養っていきます(D:観察法、E:イメージ法、G:アウトプット)。

そして、能力的な開発ができたら次に、その能力を活かし、行動していくための心を養っていきます。

・自信をつける
・忍耐力をつける
・不安を解消する
・ストレスを解消する など

そういった心の状態を作り上げていきます(F:アファメーション、E:イメージ法)。さらに、現実でなにをどう行動すべきかを明確にし、瞑想で培ったものを行動に移し、その結果をさらに瞑想の中で検証、修正していきます。これは例えば、先程上げた「お店の売り上げアップ」に関しても同じように言えます。まず、呼吸法や集中法を使って忍耐力や集中力を鍛え、観察法を使って観察力を鍛えて人間的な魅力を高めていきます。そして、微細な観察力を持って自分のお店の現状を客観視していきます。

それは外(他のお店)に対しても行っていきます。さらに、イメージ法を使って、お客様の生活を想像し、ターゲットを明確にしていきます。ターゲットがなにを望みどんな悩みを持っているかといったことも洞察していきます。そういった客観的な洞察の中から、やるべき必要のあったことで目を逸らし続けてきたことや、気づいていなかったことなどを発見していきます。

さらに、売り上げダウンで失ってしまった自信や、生活や将来に対する不安という心の状態も解消していきます。そして行動(実行)につなげていきます。その行動の結果にさらに瞑想の中で洞察を加えていき、仮説を立て修正していきます。

これらを瞑想の中で誰でもができるようにするために、個別の問題解決のためのオリジナルのガイドをしていくのがパナシーア瞑想です。

パナシーア瞑想は伝統的な瞑想で身につく心身のコントロール能力の他に、現実の問題の特定から問題解決のための方法の発見、実行のための精神性の構築、実行(行動)の結果に対する検証、修正といった全てのプロセスを、目を閉じて坐っている中で行っていきます。
※実行は現実生活の中で行います。

まとめ&ワーク

一般的な瞑想というのは「心身のコントロール」に特化したものであり、パナシーア瞑想というのは「心身のコントロール」に加え、現実の問題解決に特化した瞑想であると言えます。

ワーク

今、自分の目標達成のために必要な能力はなんでしょうか?

自分の目標達成のために必要な要素や能力はなんでしょうか?

例えば、
・もっと自信があれば…
・人前で落ち着いて話せれば…
・記憶力が良ければ、頭の回転が早ければ…
・不安や緊張がなければ…

などなど、

考えてみてくださいね。

ワークの提出

ワークは下記フォームから提出していただけます。
頂いた内容には基本的にお答えしませんが、どのように取り組まれているかをこちらで拝見させていただきます。

こういう講義は独りで向き合わなければならないため、どうしても学習効率が下がります。

そこで、このような課題の提出を通して、
ご自分の学習のモチベーションアップにつなげて頂ければと思います。

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