例えば、クックパッドでレシピを見ながら料理を作れば、誰でも同じように料理ができるのと同じで、あなたの悩みや問題も流れに沿って取り組めば、必ず解決できます。今回は瞑想を通してどのように自分の問題を解決していくかを学んでいきます。
問題解決への道~流れ
これから、瞑想を通して少しずつ各々の問題解決や目標達成に向かっていきたいと思います。目標達成までの道のりは以下のようになっています。
心の平穏さ(リラックス)が全ての始まり
自分の内面が態度行動に現れる
態度行動が環境を作る
自分が環境を作り、環境が自分を作る
人事を尽くせば後は天命を待つのみ
◇ 自分を変える
瞑想を学びにやってくる多くの人の願いは、広い意味で自分を変えることです。自分に自信を持ちたい人、焦りやすい自分を変えたい人、対人関係での悩みを解決したい人、その目的は人それぞれ様々ですが、そのどれもが結局は自分自身を変えることに繋がっていきます。
◇ 自分を変えるってなんだろう?
では、そもそも自分を変えるとはどういうことでしょうか。それを考える前にまずは、「自分」を形作っている要素を考えてみましょう。みなさんは、身近な誰かを見て、「○○さんらしいな」と思うのはどんな時でしょうか? きっと、その人の考え方を聞いたり、感情の表し方を見たり、話し方を聞いたり、独特なセンスの新しいバッグを持ってきたのを見たりしたときのはずです。それらのどれもが「自分」を形作る要素ですので、そうすると、「自分」というのは、「見た目」「話し方」「声」「姿勢」「考え方」「感じ方」などに分けられることになります。
ここで「自分」を形作る要素がどれくらいあるかざっと書き出してみます。
見た目
ファッション:服装や髪形など
身体的特徴 :性別や年齢や体型、息遣い、瞬きの回数、表情など
動き方:歩き方や立ち方など
言葉
話し方のスピード
声質
話す内容
声の大きさ
話し方(相槌の仕方や共感の程度など)
内面的なもの(身体的な部分)
体力のありなし
身体の健康状態
内面的なもの(精神的な部分)
感受性
考え方の癖
感情的な反応の仕方
知識
知能
環境
住んでいる家や場所
持ち物(車やバッグなど)
付き合っている人
生まれ
などがあります。
具体的に取り上げてみるとたくさんありますが、これらは大きく4つに分けられます。「心の状態」「考え方」「態度」「環境」です。私たちが自分を変えたいと思った時、この4つのうちのどれかを変えていくことになります。もちろん、なかには変えようがないものもあります。例えば「生まれ」という環境や「身体的特徴」といったものは変えようがありません。
自分を変えたいと思った時は、変えられるものと変えられないものを見極めて、変えられないものを嘆くことを止め、変えられるものを変える努力をしていかなければなりません。
◇ 自分を変える以外に現実を変える方法はない
まれに、「私が変えたいのは自分ではなく、目の前の問題だ」という人がいます。自分はなにも悪くないのに、誰かのせいで自分の人生はこうなってしまったという具合です。しかし、そのような場合でも、変えるのは「自分自身」しかありません。
なぜなら、人生は誰かに責任を押し付けるゲームではなく、この人生をどれだけ楽しめるかのゲームだからです。
例え真実がどうであっても、変えたい現実があるのなら、私たちは自分自身を変えるしか方法がありません。私たちが追うのは真実ではなく幸せです。仮に自分の人生をダメにした人がいたとします。その時、その原因の人を攻め続けてどうなるでしょうか。少なくとも、それをしたところであなたの人生は取り返せないし、未来が良くなることもありません。真実がどうあろうと、自分の人生は自分で取り返すしかないのです。そして、自分を変えることができたときには、現実もまた、あなたの望む通りに変わっていくはずです。
神よ、変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる心の平静さを、そして、変えられるものと変えられないものを見分ける知恵を私に与えてください 『ニーバーの祈り』
まとめ&ワーク
悩みや問題の解決にはたった一つしかレシピがありません。レシピ通りに行えば、必ず問題は解決できるよ。
ワーク
自分自身の悩みや問題を書き出してみてください。
目標があるということはそこには乗り超えていない課題があるということでもあります。常に裏表で物事を考える習慣をつけていく訓練でもあります。
自分の何に悩んでいるのか、その悩みを作り出している自分の今の問題はなにか、しっかり書き出してみてくださいね。
ここはとっても大切なところなので、できる限りワークを提出してくださいね。
ワークの提出
ワークは下記フォームから提出していただけます。
頂いた内容には基本的にお答えしませんが、どのように取り組まれているかをこちらで拝見させていただきます。
こういう講義は独りで向き合わなければならないため、どうしても学習効率が下がります。
そこで、このような課題の提出を通して、
ご自分の学習のモチベーションアップにつなげて頂ければと思います。
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