【講義3回目】瞑想の成り立ちと弱点

目次

◇ 瞑想の成り立ち

現代の瞑想のルーツは様々にありますが、一つの大きなルーツは仏教のお釈迦様です。お釈迦様が教えた瞑想法が、今私達が触れる瞑想の多くを占めています。例えば、ヴィパッサナー瞑想やマインドフルネス、禅といったものはもともとお釈迦様がルーツです。※瞑想自体はお釈迦様の前からありました。

では、お釈迦様はなぜ瞑想を人々に教えたのでしょうか。それは悩み苦しむ人たちをそこから助けてあげたいという気持ちがあったからでした。お釈迦様が瞑想を通して教えたかったことは2つだけです。「苦しみの正体(原因)」「苦しみを消滅させる方法」です。つまり、お釈迦様をルーツとする瞑想は、この二つの問題しか取り扱っていません。実はここに瞑想の持つ弱点があります。

◇ 瞑想の弱点

瞑想というのは簡単に言ってしまえば、心身の苦しみを乗り越えることが目的です。それは生存本能をも乗り越えられるほど強力なものです。しかしながら、もし、自分だけはこの世の苦しみを逃れられるほどの境地を手に入れたとしても、はたしてそれだけで良いのでしょうか。

確かに昔であればよかったかもしれません。それは、出家という職業が最上級の階級であり、その最上級の階級の中で求められる素質がその境地だったので、ただひたすらに心身のコントロール法を身につけ、生存本能すら乗り越える自己コントロール能力を身につければよかったのです。そうすれば、社会的にも認められ、衣食住に困ることはありませんでした。しかし、価値観が多様化し、職業も生活スタイルも無数にある現代ではどうでしょうか。税金の取り立ても裁判所からの督促状も無視して平静でいられる精神力を手に入れたら確かに本人は幸せかもしれません。しかし、それは正しい道でしょうか。瞑想は、自己コントロール法を通して「調和」的な生き方をしていくことでもあります。そうすると、心が平穏であれば良いというわけではないはずです。

瞑想の本質的な弱点というのもここにあります。

瞑想をして精神的なコントロールができたり、能力を向上させたりすることができれば、確かに現実の問題解決に役に立つかもしれません。しかし、直接的にはコロナ禍で落ち込んだお店の売り上げは上がりませんし、それだけでは学校の成績は良くなりません。瞑想だけをしていても料理は上手くならないし、車の運転も上手くはなりません。※ただ、メンタルに左右されるゴルフのようなスポーツであれば、瞑想が直接的に効果を出すこともあります。

心をいくらコントロールできるようになっても、現代社会の多様な生き方、価値観の中では、瞑想だけではどうしても克服できない部分があります。それが、「創造性」です。つまり、瞑想は「創造的な部分に弱い」ということです。伝統的な瞑想にはそういう弱点があります。

伝統的な瞑想は「アウトプット」するということがほとんどありませんでした。そこで、その伝統的な瞑想の弱点を補うためにはどうすればよいかを考えて生まれたのがパナシーア瞑想です。

まとめ&ワーク

瞑想は最高の心身コントロール法です。しかし、伝統的な瞑想法では、鍛えられたその精神をどのように日常生活に活かしていくのかまでは教えてくれません。

パナシーア瞑想は、瞑想をどのように日常生活に活かし、個々の問題をどのように解決していくかまでを考える瞑想法です。

ワーク

もし、自分にもっと精神力があったら、どんなことができると思いますか?

今の自分の心の弱さ、あるいは身体の弱さを克服出来たら、あなたはどんな理想の自分になれますか? 心身をコントロールできたら、この人生でどんなことができるのかを考えてみてください。

精神の持つ偉大さに気づくまで突き詰めて考えてみてくださいね。

ワークの提出

ワークは下記フォームから提出していただけます。
頂いた内容には基本的にお答えしませんが、どのように取り組まれているかをこちらで拝見させていただきます。

こういう講義は独りで向き合わなければならないため、どうしても学習効率が下がります。

そこで、このような課題の提出を通して、
ご自分の学習のモチベーションアップにつなげて頂ければと思います。

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